ヒロアカ ストーリーを時系列で解説|原作の流れを年表形式でおさらい【ファイナルシーズン直前】
『僕のヒーローアカデミア(通称:ヒロアカ)』は、雄英高校に入学したデクたちが約1年間で経験する濃密なストーリーを描いた作品です。
体育祭から林間合宿、全面戦争、そして最終決戦まで、展開がめまぐるしく進むため「全体の流れを整理して理解したい」と思う読者も多いでしょう。
特にアニメ8期に向けては、物語の時系列を正しく押さえておくことが重要です。
ヒロアカはイベントの密度が高いため、時系列で把握するとキャラクターの成長やテーマがより鮮明に浮かび上がります。
本記事では、入学から最終決戦までのストーリーを原作準拠で整理し、アニメとの対応も分かりやすくまとめました。ファイナルシーズン前に全体像をおさらいしたい方におすすめの解説です。
この記事を読むことで以下の悩みが解決します。
- アニメヒロアカの1期から7期までのストーリーを時系列で整理できず混乱している
- アニメ派・原作派ともに、各章の順番や重要イベントがわからない
- 登場人物の成長や事件の流れを正しく理解して、8期放送前に全体像を把握したい
ヒロアカのストーリーは原作で約1年間の時系列
ヒロアカの原作は、主人公・緑谷出久(デク)が雄英高校に入学してから最終決戦を迎えるまで、約1年間の出来事を描いています。
わずかな期間で数々の事件が起こり、登場人物たちは急速に成長していきます。
他の少年漫画と比べても、ヒロアカは物語の時間進行が非常に濃密です。
1学年目の1年間に体育祭・林間合宿・インターン・全面戦争など大規模なイベントが集中。
原作を読んでいると「本当にこれが1年間なのか?」と驚くほどの密度で展開します。
この点を押さえると、ストーリーの全体像が理解しやすくなります。
ヒロアカのストーリーを章ごとに時系列で整理(原作準拠)
ヒロアカのストーリーは、雄英高校での約1年間の出来事を中心に描かれています。
以下では、原作の流れに沿って「どの章がどの時期にあたるのか」を整理し、アニメの放送期や原作巻数との対応関係を年表にまとめました。
時系列で把握しておくと、アニメ派・原作派のどちらでもスムーズにストーリーを追いやすくなります。
時期 | 主な内容 | 見どころ | アニメ対応 | 原作対応 |
---|---|---|---|---|
1年目 春〜夏 (4月〜7月) 入学・USJ編 |
・デクの入学 ・A組初顔合わせ ・雄英体育祭 ・USJ襲撃事件 ・ステイン事件 ・期末試験 |
・ヒーローを目指す初々しい成長 ・轟の過去解放 ・ステインの思想によるヴィラン拡大の契機 |
1期 2期 |
1巻〜7巻 |
夏休み (7月〜8月) 林間合宿・神野編 |
・林間合宿での特訓 ・爆豪誘拐 ・オールマイト vs AFO |
・オールマイト「最後の戦い」 ・平和の象徴引退 |
3期 | 8巻〜14巻 |
秋〜冬 (9月〜12月) 文化祭・インターン編 |
・インターン編 (オーバーホール戦) ・文化祭 (A組ライブ、ジェントル戦) |
・エリの救出 ・A組の成長と連携 |
4期 | 14巻〜19巻 |
全面戦争編 (死柄木覚醒まで) (1月〜3月) |
・プロヒーローとヴィラン連合の全面戦争 ・死柄木の覚醒 |
・大規模総力戦 ・ヒーロー社会の崩壊 |
5期終盤〜 6期前半 |
20巻〜30巻前後 |
黒いヒーロー編〜 雄英帰還 (3月〜4月) |
・デクが単独行動で戦う黒いヒーロー編 ・A組によるデク奪還 ・雄英帰還 |
・デクと仲間の絆 ・最終決戦への布石 |
6期後半 | 31巻〜33巻(第328話まで) |
最終決戦 (4月~5月頃) |
・ヒーローとヴィランの 最終決戦 荼毘vs轟焦凍 お茶子vsトガ オールマイトvsAFO デクvs死柄木 |
・各キャラの決着戦・ オールマイト最後の戦い ・デクと死柄木の最終対決 |
7期~ ファイナルシーズン |
34巻〜42巻 |
ヒロアカ原作ストーリー【1年目春〜夏の時系列】
ヒロアカのストーリーは、雄英高校への入学から始まります。
原作の初期ではデクやA組の仲間たちが初めて顔を合わせ、体育祭やUSJ襲撃といった事件を経験しました。
時系列で振り返ると、ここはヒーローの卵たちが成長を始める大切な幕開けです。
原作での時系列(4月〜7月)
- 4月:雄英高校入学式、デク(緑谷出久)が「ワン・フォー・オール」を受け継ぎ、爆豪との対決が始まる
- 5月:雄英体育祭(轟VSデク、飯田VSステインへの伏線)
- 6月:USJ襲撃事件(敵連合の初登場)
- 7月:期末試験(A組ペアVS教師陣、八百万・轟ペアが成長)
主なストーリー内容(入学・体育祭・USJ)
ヒロアカのストーリーは、まず雄英高校入学編から本格的に始まります。
無個性だったデクがオールマイトから「ワン・フォー・オール」を譲渡され、ヒーローとして歩み始める瞬間です。
入学直後のオリエンテーションや実技試験で、爆豪とのライバル関係が強調され、物語の根幹となる「友情と対立」の構図が描かれます。
次に大きな山場となるのが雄英体育祭。
このイベントはヒロアカ全体でも人気の高いエピソードで、デクと轟焦凍の戦いは特に印象的です。
轟が父・エンデヴァーとの確執を抱え、炎の個性を拒みながらも、デクの必死の言葉に動かされて力を解放する場面は、名シーンとして語り継がれています。
体育祭はただの競技ではなく、ヒーロー事務所からスカウトを受ける重要な場でもあり、後のインターン編やキャラの進路に直結するイベントです。
その後のUSJ襲撃事件では、敵連合が初めて姿を現し、物語は一気に緊迫します。
死柄木弔が率いる敵集団は、まだ未熟な生徒たちを襲撃。
ここで「ヴィラン」という存在が現実の脅威として立ち上がり、ヒーロー社会の不安定さが強調されます。
特に、13号や相澤先生(イレイザーヘッド)の奮闘、そしてオールマイトの圧倒的な救援劇は、読者に「ヒーローの本気」を示しました。
7月の期末試験編では、学園生活らしい展開に戻りつつも、生徒たちの成長がしっかり描かれます。
八百万と轟のペアが、自分たちの弱点を克服して教師に挑むシーンは、単なる試験を超えてキャラの内面を深掘りするものでした。
→ 原作時系列の春〜夏パートは、デクたちが「まだ生徒」から「ヒーローの卵」へと成長し、社会に出る準備を始める最初のステージといえます。
ヒロアカ原作ストーリー【1年目夏休みの時系列】
夏休み編は、原作の中でも大きな転換点となるストーリーです。
林間合宿での特訓から爆豪誘拐、そして神野の戦いでのオールマイトとオール・フォー・ワンの対決までを描きます。ヒロアカを時系列で追うことで、この流れが後の展開に直結していることが分かります。
原作での時系列(8月)
8月初旬:林間合宿(個性伸ばしの特訓)
8月中旬:ヴィラン連合襲撃(爆豪拉致)
8月下旬:神野区での決戦(オールマイトVSオール・フォー・ワン)
主なストーリー内容(林間合宿、神野の戦い)
ヒロアカ時系列での夏休みは、まさにヒロアカのターニングポイント。
林間合宿では、生徒たちが合宿地で地獄のような特訓を受け、個性を磨いていきます。
轟の炎と氷のバランス訓練、デクが指先だけを使って「フルカウル」の可能性を模索するなど、後の戦いに直結する基盤が描かれます。
しかし訓練の最中、ヴィラン連合が奇襲を仕掛けてきます。爆豪の攫取を狙った作戦は成功し、クラス全体に大きな衝撃を与えました。
ここでの戦闘は生徒の必死の抵抗が描かれると同時に、「ヴィランが生徒を本格的に狙う」段階に入ったことを示します。
そして舞台は神野区決戦へ。ここでシリーズ最大の転換点の一つが訪れます。
オールマイトとオール・フォー・ワンの直接対決は、まさに「象徴同士の戦い」。
街全体を巻き込む規模の戦いとなり、オールマイトは「これが最後だ」と全力を振り絞って勝利を収めます。
しかし、その代償としてオールマイトは完全に力を失い、ヒーロー社会に大きな不安が走ります。
デクに対して指をさし「次は君だ」と告げるシーンは、原作・アニメともにファンの心に深く刻まれました。
→ 原作時系列の夏休み編は「平和の象徴の終わり」と「世代交代の始まり」を描いた節目であり、ヒロアカのストーリー時系列において最初の大きなクライマックスといえます。
ヒロアカ原作ストーリー【1年目秋〜冬の時系列】
秋から冬にかけての原作ストーリーは、死穢八斎會(オーバーホール)編と文化祭が大きな柱です。
デクとミリオがエリを救う戦いや、クラスメイトが力を合わせて作り上げるライブなど、ヒロアカの魅力が詰まった時系列となっています。
原作での時系列(9月〜12月)
- 9月:新学期スタート、寮生活の始まり
- 10月:インターン活動開始
- 11月:オーバーホールとの戦闘、エリ救出
- 12月:文化祭(1年A組のライブ、ジェントル戦)
主なストーリー内容(インターン・オーバーホール・文化祭)
夏の激動を経て、新学期からは雄英高校が全寮制に移行。
生徒たちは生活を共にしながら、ますますチームとして団結を深めていきます。
インターン編では、それぞれがヒーロー事務所に弟子入りし、現場の厳しさを学びます。
デクはサー・ナイトアイの事務所に配属され、未来視の個性を持つ彼から「オールマイトの未来」を知らされるという重い現実に直面します。
この流れから生まれるのがオーバーホール編です。
敵・オーバーホールの冷酷さ、そしてエリという少女を救い出すための壮絶な戦いは、ヒロアカの中でも最もシリアスで残酷なエピソードのひとつ。
ミリオが個性を失いながらもエリを守り抜く姿、デクが「100%フルカウル」で戦うクライマックスは、読者の涙を誘いました。
その後の文化祭編は、まさに癒しのパート。
シリアスな戦いの後、1年A組が文化祭でバンド演奏とダンスを披露するシーンは、作品の「青春漫画」としての側面を強く感じさせます。
ただし、ジェントル・クリミナルとの小さな衝突もあり、ストーリーはただの平和では終わりません。
→ ヒロアカ原作の秋〜冬編は「絶望の深淵」と「心の安息」が同居する時期であり、読者がキャラへの愛着を深める重要な章です。
ヒロアカ原作ストーリー【全面戦争編(死柄木覚醒まで)の時系列】
全面戦争編(死柄木覚醒まで)のストーリーでは、ヒーロー社会とヴィラン連合の衝突が本格化します。
原作のこの時期は、エンデヴァーのNo.1ヒーローとしての奮闘、そして死柄木の覚醒が描かれ、ヒロアカ全体の時系列でも大きな転換点にあたります。
原作での時系列(1月〜3月)
- 1月:エンデヴァーがNo.1ヒーローとして始動
- 2月:ヒーロー社会の不安定化、超常解放戦線の台頭
- 3月:全面戦争、死柄木覚醒
主なストーリー内容(エンデヴァー戦・全面戦争・死柄木覚醒)
オールマイトが去った後、ヒーロー社会の象徴となるのはエンデヴァー。
彼は「No.1ヒーロー」として表舞台に立ちますが、冷酷だった過去や家族との確執に苦しみます。
特に轟家との再会や和解に向けた動きは、ファンの間でも大きな話題となりました。
その一方で、敵側も着実に力を蓄えていきます。
死柄木弔はオール・フォー・ワンの後継者として、超常解放戦線を率い、社会を揺るがす大規模な反乱を計画。
そして迎えるのが全面戦争編。
ここではプロヒーローと学生、そしてヴィランが全面的に衝突します。
エンデヴァーとホークスの奮闘、ミルコの孤軍奮闘、死柄木の目覚めなど、まさに総力戦。
ヒーローたちの犠牲も多く、社会は壊滅的な被害を受けます。
この時点で、物語は完全に「最終局面」へとシフト。
死柄木の覚醒は「個性社会そのものを揺るがす脅威」として描かれ、デクたちの戦いもいよいよ避けられない段階へ。
→ この原作ストーリーのパートは「平和の象徴の消失」から「絶望の象徴の誕生」へと移り変わる決定的な時系列であり、ファイナルシーズンへの直結部分です。
ヒロアカ原作ストーリー【黒いヒーロー編〜雄英帰還】
黒いヒーロー編では、デクが仲間から離れて一人で戦う姿が描かれます。
原作ストーリーとしては孤独と絆をテーマにした重要な時系列で、雄英に戻るまでの過程はファンに深い印象を残しました。
ヒロアカの中でも特に人気の高いエピソードです。
原作での時系列(3月~4月)
- 3月:全面戦争後の瓦礫の街、デクが単独行動を開始(黒いヒーロー編)
- 4月:デクVS継承者との対話、クラスメイトによる「デク奪還戦」
- 4月後半:雄英への帰還、お茶子の演説
主なストーリー内容(黒デク・仲間との絆・雄英帰還)
全面戦争で街も人々の心も傷ついた後、デクは「自分が囮となってヴィランを引き受けるべきだ」と考え、仲間と距離を取り一人で戦い始めます。
これが「黒いヒーロー編」。フルカウルを酷使し、休息も取らず戦い続けるデクの姿は、これまでの“無個性の少年”からかけ離れた姿であり、彼の決意の強さと孤独が痛烈に描かれます。
しかし、仲間たちはその姿を見て黙ってはいませんでした。
爆豪、轟、飯田らクラスメイトが一丸となり、デクを連れ戻そうと立ち向かいます。
特に飯田の「手を取るときは君の隣に」という言葉は、原作読者も忘れないシリーズ屈指の名場面。
デクが心を閉ざすほど、仲間の存在が彼を救う光になっていきます。
最終的に、A組全員の思いがデクを雄英へと連れ帰り、お茶子が市民に向かって「デクを守ろう」と訴える演説を行います。
このシーンは、ストーリーの大きなテーマである「ヒーローは一人ではなく皆で支え合うもの」を体現する瞬間でした。
→ このヒロアカ6期ラストまでの流れで、ストーリーは「個人の戦い」から「総力戦」へと舵を切り、7期の最終決戦に直結していきます。
ヒロアカ原作ストーリー【最終決戦の時系列(アニメ7期まで)】
最終決戦編は、ヒロアカの原作ストーリーにおける最大の山場です。
ここでは アニメ7期までの内容 を対象に、轟家の因縁やお茶子とトガの戦い、オールマイトとオール・フォー・ワンの決着、そしてデクと死柄木の最終局面を時系列でおさらいします。
クライマックスを迎えるヒロアカの集大成と言えるでしょう。
原作での時系列(4月〜5月頃)
- 4月:雄英の結束、最終決戦の準備
- 4月後半:轟家決戦(焦凍VS荼毘)、飯田と共に走るデク
- 5月:トガヒミコとの戦い(お茶子VSトガ)
- 5月:オールマイトVSオール・フォー・ワン(師弟の最後の戦い)
- 5月終盤:死柄木VSデク、最終局面へ
主なストーリー内容(轟家・トガ・オールマイト・最終局面)
雄英帰還後、いよいよ「最終決戦」が幕を開けます。各勢力が全国に散らばり、ヴィランを分断して戦う総力戦の構図が取られました。
まず焦点となるのは轟家決戦。
父エンデヴァーの罪と呪いを背負った荼毘(轟燈矢)と、弟である焦凍の対決は、血の繋がりと因縁を超えた“家族の物語”として描かれます。
焦凍が「俺は冷やす熱を持っている」と宣言し、兄を止めようとするシーンは、彼自身の成長と決意の象徴です。
一方で、お茶子はトガヒミコと対峙します。
彼女の「好き」という感情の歪みと孤独を受け止め、お茶子は命を懸けて対話と戦いを繰り広げます。
バトルでありながら“心のぶつかり合い”が描かれるこのエピソードは、女性キャラ同士の物語として大きな反響を呼びました。
さらに物語を震撼させたのが、オールマイトVSオール・フォー・ワン。
もはや個性を持たない老体のオールマイトが最後の知恵と勇気で宿敵に立ち向かう姿は、かつての「平和の象徴」の意地そのものでした。
死を覚悟しながらも、生徒や仲間を信じて戦う姿に、多くのファンが涙しました。
そしてクライマックスは死柄木VSデク。
ここでストーリーは完全に「最終章」へと突入します。
かつての少年が受け継いだ力をもって、次世代を揺るがす怪物と相対する構図は、ヒロアカ全体の集大成といえます。
まとめ:ヒロアカのストーリーを原作時系列で振り返る
本記事では、アニメ『僕のヒーローアカデミア(通称:ヒロアカ)』のファイナルシーズン前に全体の流れを整理したい方のために、主要イベントを原作に沿ってまとめました。
- 『ヒロアカ』のストーリーは、原作ベースでわずか約1年間の出来事
- 時系列を年表形式で整理すると、入学から最終決戦までの流れが理解しやすい
- 黒いヒーロー編や雄英帰還など、転換点を原作で把握するとアニメもより楽しめる
- ファイナルシーズン直前に原作の時系列を振り返ると、キャラの成長やテーマがより鮮明に見えてくる
ヒロアカのストーリーは、入学から約1年の間に体育祭・林間合宿・全面戦争といった大事件が次々と起こり、キャラクターたちが急速に成長していく濃密な物語です。
原作の流れを時系列や年表で整理しておくと、アニメ派も原作派も全体像をつかみやすくなります。
この記事の時系列まとめを参考にし、ヒロアカ原作ストーリーをおさらいすることで、ファイナルシーズンのストーリーをより深く楽しめるはずです。