ひらがなの「きゃ・きゅ・きょ」などの小さい“や・ゆ・よ”(拗音)や、「きっぷ・がっこう」に使われる小さい“つ”(促音)は、多くの子どもがつまずきやすいポイントです。
ひらがなの基本的な文字は覚えたけれど、「小さいやゆよ」や「小さいつ」の教え方に悩んでいる保護者の方は多いのではないでしょうか。
保育士として全てのクラスを担任した経験の中で、この小さいやゆよ(拗音)小さいつ(促音)でつまずく子どもたちを数多く見てきました。
この記事では、元保育士の筆者が保育現場の実践をもとに、以下を詳しく解説していきます。
・小さいやゆよ(拗音)年齢別(3-6歳)の効果的な指導法
・小さいつ(促音)年齢別(3-6)歳の効果的な指導法
・保育現場で実証済みの具体的なテクニック
・家庭でできる日常生活を活用した練習方法
・より効果的に学習を進めたい方におすすめな「こどもちゃれんじ」の紹介
ひらがな小さいやゆよ(拗音)の教え方【年齢別指導法】
子どもの年齢に応じた段階的指導が効果的です。
以下では、年齢別の指導方法を解説します。
3-4歳:音に親しむ段階
この時期は文字よりも「音遊び」を重視したアプローチが効果的です。
「ちょうちょ」の歌など、楽しみながら拗音に触れる機会を作ります。
保育園では、「しゃぼん玉」遊びをしながら、自然に「しゃ」の音に親しませていました。
無理に文字を意識させるのではなく、音の響きを楽しむことから始めましょう。
4-5歳:音の違いを意識する段階
この年齢になったら、口の形の違いを鏡で確認してみましょう。
「きー」から「きょー」への口の動きの変化を一緒に観察します。
手拍子を使ったリズム練習も効果的です。
「べんきょう」を「べ・ん・きょ・う」の4拍で叩きながら、音の区切りを体感させます。
大人が大げさな口の動きで一緒に練習することで、楽しみながら正しい発音を身につけることができます。
5-6歳:文字と音を結びつける段階
いよいよ「や・ゆ・よ」の小さい文字の役割を説明する時期です。
身近な単語から導入しましょう。
「ひゃくえんだま」「りゅっくさっく」など、子どもが知っている言葉を使うと理解しやすくなります。
ただし、保育現場では学習として取り組むことはほとんどありません。
私は保育現場では遊びの中で、その子の興味・関心に合わせて習得できるよう支援していました。
ひらがな小さいつ(促音)の教え方【年齢別指導法】
促音は、「息を止める」という目に見えない概念の理解が必要で、これが促音習得の難しさなのです。
年長組でよく見る「がっこう」を「がこう」と読んでしまう問題も、この息止めの感覚が身についていないことが原因です。
以下では、年齢別の指導を解説します。
3-4歳:音遊びで促音に親しむ段階
この時期は文字を書く学習ではなく、音遊びを通じて促音の感覚を育てることが大切です。
動物の鳴き声遊びで「わんわん」から「わっわっ」への変化を体験させ、自然に息止めの感覚に触れさせましょう。「ストップゲーム」では音楽に合わせて「ピタッ」で止まる動作を楽しみます。
4-5歳:音の違いを意識する段階
音の長さの違いを意識的に感じ取れるようになる時期です。
「ねこ」と「ねっこ」の聞き比べゲームを行い、お腹に手を当てて息が止まる感覚を確認します。
手拍子で「がー」「がっ」のリズム練習をし、鏡で口の動きの変化を観察させて「つまる音」の特徴を体感させます。
5-6歳:文字と音を結びつける段階
小さい「つ」の文字としての役割を理解させる時期です。
「つまる音」「息を止める印」として分かりやすく説明し、大きい「つ」との違いを視覚的に確認します。
「がっこう」「きっぷ」など身近な単語で練習し、日常会話の「あっ!」「えっ?」で促音への気づきを大切にしましょう。
ひらがな小さいやゆよ(拗音)小さいつ(促音) 家庭でできる楽しい練習法
下記では家庭でできる日常生活を活かした練習方を解説します。
買い物・お出かけ時の活用
スーパーでの「小さい文字探し」ゲームは、子どもたちに大人気です。
商品名を活用して「しゃんぷー」「せっけん」「ぎゅうにゅう」など、身近な言葉で練習できます。
電車でお出かけの際は、駅名の「しんじゅく」「きょうと」などの駅名も良い教材になります。
お風呂・食事時間の工夫
お風呂タイムでは擬音語遊びが効果的です。
「きゅっきゅっ」「じゃぶじゃぶ」「あわあわ」「ぐつぐつ」など、拗音・促音に自然に親しめます。
料理中の音真似として「じゅーじゅー」「ぐらぐら」の音を一緒に楽しんだり、親子で「音当てクイズ」をしたりするのもおすすめです。
継続のコツ
家庭での学習は、子供のペースに合わせて無理なく取り組むことが大切です。
1日5分の短時間集中で継続的に、学習に取り組みましょう。
できたときは「『きゃ』が上手に言えたね!」など、具体的な褒め方で子どものやる気を引き出しましょう。
より効果的に学習するなら「こどもちゃれんじ」がおすすめ
家庭での取り組みをさらに充実させたい方には、「こどもちゃれんじ」の活用をおすすめします。
年齢別のカリキュラムに沿って段階的に文字学習を進めることができる通信教育サービスです。
音声ガイド付きの「ひらがななぞりん」では正しい発音を習得でき、発達段階に応じた段階的なカリキュラムが組まれています。
ゲーム感覚で継続できる仕組みになっているため、子どもが飽きずに楽しみながら学習を続けることができます。
ワークブックと連動した総合的な文字学習により、拗音・促音の習得がより確実になります。
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— まなです (@noharamisae) May 3, 20234月号からこどもちゃれんじ始めてみた ひらがなの練習は去年からゆっくりやってて、やっと名前が書けるくらいになった。
※こどもちゃれんじの詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。
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子どもの発達には個人差があるため、焦る必要はありません。
その子の発達段階に合わせた段階的な指導が大切です。拗音・促音の習得時期と特徴
- ひらがな小さいやゆよ(拗音):「2文字で1音」の抽象的な概念でつまずきやすい
- ひらがな小さいつ(促音):「息を止める音」の感覚が必要で習得が困難
- 習得目安:5-6歳頃(早ければ4歳から音遊びで準備)
効果的な指導のポイント
- 年齢別の段階的アプローチが効果的
- 家庭学習は短時間で継続することが重要
- より効果的な学習には「こどもちゃれんじ」がおすすめ
子どもが「楽しい!」と感じられる環境こそが、拗音・促音の学びをぐんと深めてくれます。
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